バリュー運用の基礎① バリュー投資アカデミー ブログ

バリュー運用の基礎 バリュー投資アカデミーのブログ

 

米国の運用家であるロスチャイルド男爵はかつて、バリュー運用についてこんな格言を述べました。

「だれもが売っている時が買いの好機だ」

今ではバリュー投資の基礎中の基礎の格言です。

その後、世界NO1運用家のバフェットの師匠であり、コロンビア大学教授で運用家のベンジャミン・グレアム氏は、授業で使う教科書である

『The Intelligent Investor(賢明なる投資家)』

の中で、その内容も踏まえ、バリュー投資を体系化しました。

その日本語の不朽の名作本が上記となります。

グレアム教授は、

「株価が本源的価値に対して過小評価な額で取引されている時が買い時である」

と説明しています。

グレアム教授の最も有名な生徒であったウォーレン・バフェット氏は、師の教えから、過大な債務を回避する特徴があります。

背景としては、グレアム教授は大恐慌時代の1930年代を経験しており、安全に焦点を当てたローリスク・ハイリターン投資となります。

一方で、成長と、持続可能な競争優位性である「ビジネス」であるのかを重視しており、バフェット氏は、着実な、成長を好む傾向にあります。

 

グレアム・バフェット流の有名投資家であるジェローム・ドッドソン氏をご存知でしょうか?

彼は、パルナッソス・インベストメンツの創業者でであり、ニューヨーク大学で講座を持ち、経営学修士(MBA)取得を目指す学生に講義をしています。
同氏は、パルナッソス・インベストメンツの旗艦ファンドであるPARNXの運用成績は、20年以上にわたって、どの期間をとってもほとんどS&P500指数をアウトパフォームした一握りのマネジャーの中の一人です。

ドットソン氏は、学生に対し、

「企業について知る必要があることは、わずか三つか四つだ。しかし、残念なことに、その必要なことが何であるかを見付ける前に、多くの不要なことを調べなければならない」

と語っています。

では、その基準は何か?

次回お伝えしたいと思います。

 

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