バリュー投資アカデミー:投資と婚活、成功のカギは「バリュー」にあり

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いずれ結婚するつもり、と回答した18~39歳未婚者の割合は、85%という調査結果がでています。平成25年の厚生労働白書のデータで少し古いのですが、大きくは今も変わらないと思います。


良い投資判断は、どのようにすれば身につけられるのでしょうか?

特殊な能力が必要なのでしょうか?経験がないとだめなのでしょうか?学校で成績がよくなければいけないのでしょうか?

答えとしては、全くそういことは無いです。バフェットも言っていますが。

実は、世の多くの物事の決断とたいして変わらないです。


 よく生徒、クライアントから、「塩漬け」にしている株への対処法についての相談を受けることがあります。

例えば、1年前に100万円で買った株が、70万円まで下落したとします。

このとき、人は「100万円で買った」ことを覚えていると、売ることができません。

売れば、30万円も損をすることが「確定する」と考えてしまうからです。

痛みを避けて、快楽を得る方向に行動する人間にとって採用できないアクションだからです。

優秀なインベスターなら、自分にこう問いかけます。
「いま、手元に70万円あったとしたら、この株を買うだろうか?この株の価値はいくらなのか?

70万円での売値と、バリューを比べると、今は売り時なのか?買い時なのか?継続保有なのか?」

取得簿価を忘れて「70万円で買う価値があるかどうか」を考えるのがポイントです。

「ある」と思うなら持ち続ける、又は買い増し。

逆に、「ない」のであれば、すぐに売却です。

もし、いまその銘柄を買わないのであれば、即売却すべきなのです。

時価が買うべき値段ではないのなら保有する理由は一切ありません。

「いくらで株を購入したか」は関係ありません。常に、考えなければならないことは、売られている値段と、フェアバリューです。取得簿価は、会社の価値とはまったく関係がない話ですから、横に置きましょう、忘れませましょう。感動に基づく運用は絶対NGです。

そもそも「本当は転職をしたほうがいいのに転職しない」「本当は株を売ったほうがいいのに売れない」のはすべて自分の過去にとらわれてしまっています。

大切なのは過去ではなく、現在のバリューを正しく見極めることなのです。
「自分の人生は今後どうなるのか?」

「どうすれば幸せになれるだろうか?」

そのように問い続けることが大切です。

大切なのは買値(過去)ではなく、時価(現在)で考える習慣を身につけることです

「株をいくらで買ったか」には関心がない。

そうではなく、「これからどうなるのか、将来が成長するのかに」に意識を集中します。

過去の価格や努力に縛られていては、現在も未来も、正しく評価できません。

もちろん、過去や思い出も大切で過去の蓄積の上にいまの自分があるのも確かだ。

しかし、人間は過去にはさかのぼれなく、時間は未来へと流れているので、私たちは常に未来志向であるべきです。

 

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