投資と投資の違いを学ぶ バリュー投資アカデミー

投資と投資の違いを学ぶ バリュー投資アカデミー

以前もコメントしましたが、投機とはキャピタルゲインを狙う運用スタイルいいます。

一方、投資とは企業のファンダメンタルズを自分なりの手法で計算し、つまり会社の価値を算出し、その価値と現在の株価との比較からキャピタルゲインとインカムゲインを狙う運用スタイルをいいます。

 

断言しますが、短期売買は投機です。
そして、この投機のリターンは、他の投資家の資金から得ることになる。
つまり、投機は付加価値を生み出すことはないのです。
いいかえれば、あなたの費やした時間、コスト、などは、日本のGDPに全く反映されないのです。
あなたの売買は、誰の役にもたたず、私利私欲を満たすだけのギャンブルです。

 

投機の問題点としてほかに挙げられる点としては、以下があります。

リターンを得た場合、資金が移動しただけなのに、キャピタルゲインを得た投機家には、そのリターンから税金まで徴収される

②証券会社の仲介手数料がかかる

唯一恩恵を受けているのは、仲介する証券会社が手数料を得ることくらいです。

結果的に投機はゼロサムゲームではなく、マイナスサムゲームとなっているのです。

そのため、全員がリターンを得ることなどあり得ないのです。
トレンドが続いている間は、短期的に評価益や一部で実現益は発生するが、投機家全員がリターンを得ることは、その仕組み上絶対にあり得ないのです。

一方、投資は、投資先の企業が生み出す付加価値をベースにした企業価値に投資するので、企業が生み出した付加価値もリターンとして得ることを前提なります。

つまり、自社株買いや配当などである。加えて、投資家はファンダメンタルズに対して割安であることを前提にして投資をするので、その市場価格とのギャップが修正される現象が発生する時には、キャピタルゲインも得る可能性が高まる。
長期投資家でバリュー投資家が多いのは、偶然でも何でもなく、その投資スタイルから考えても当然なのです。

投資手法には、株価が下落した時にバフェットのように株をむしろ購入する投資家がいるが、こういった逆張りができるのは、ファンダメンタルズを理解し、会社の価値を算出し、現状株価との比較から株価の価値を理解できる投資家しかいないのです。

もちろん、リスクを取って、その後のリターンを得たいという超リスク選好の投機家なら逆張り投機もするかもしれないが、基本的にその戦略は誤りである。

だから、「落ちてくるナイフをつかむな!」という相場の格言があるのだ。この格言を投機の格言と理解していないのが大半なのではないだろうか?

年末の下落相場で、ウォーレン・バフェット氏が金融株を買い増ししていたのは、投資家だからである。だから、投資は逆張りが基本だから下げ相場で買いに行けるのである。つまり、投資家にとっては投機家と真逆の発想となり、「落ちてくるナイフを選別して積極的につかみに行く!」ということになるのです。

今一度、投資と投機の違いを理解し、

①投機に必要な考え方とな何か?

②運用に必要な能力(知識)とは何か?

よく考えてみてはいかがでしょうか?

より学びたい方は、以下のバフェット流のバリュー投資セミナーを開催しますので、是非ご参加下さい。

 

■バフェット流運用セミナー

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