市場が不安定になるほど取得のチャンス！！【バリュー専門のアカデミー】バリュー投資アカデミーのBLOG

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市場が不安定になるほど取得のチャンス！！

 

昨年末から株式市場は調整局面が何度かあり、1年前と比べ、冷静な株価水準で最近は推移しているように思います。

日本はアベノミクスの2013年以降市場環境は好調でしたが、給与は必ずしも上がってなく、好景気を実感しにくい状況で、今年秋いよいよ増税となりそうで、日本経済に冷や水となる可能性が十分あります。

 

そんな不安定な市場環境ですが、投資の観点でいれば、仕込み時のタイミングです。

 

数々の金融市場の動揺、危機を乗り越えてきたバリュー投資家に、ウォーレン・バフェットは挙げられますが、バフェット氏と並ぶバリュー（割安株）投資の正当な伝承者で、バリューハンターとも言われる名投資家がいます。

 

米国GAMCOインベスターズのマリオ・ギャベリーCEOです。

ギャベリー氏はいいます。「ミスターマーケット（株式市場）はいつだって、乱高下しがちんものだ。この不安定な値動きから、最大限の恩恵を受けようとするのが、バリュー投資の神髄にもかならない」と。

 

市場が不安になるのはいつの時代も当然のこと。賢明なる投資家であれば、そんな今こそ好機とみなして投資すべきだとも言います。

 

このような考えの背景としては、ダウ工業株30種平均は1900年にはわずか60ドル程度でしたが、1999年の100年後には、なんと、1.1万ドルを超えており、もし株式をずっと保有し続けていれば、配当だけで、投資回収は優にできてしまいます。

この100年間に、株価が20～30％下げた局面は何度もあり、それでも忍耐強く保有した投資家はそれを大きく上回るリターンという果実を手にしているのが事実です。

 

多くの投資家は市場が不安になれば、ひるみます。投機家であればしょうがないのですが、本当の投資家は短期の株価の値動きに一喜一憂してもしょうがないことを知っており、むしろチャンスとして取得を検討します。

 

是非今後は株は一時期よりも取得しやすいタイミングになってくると思います。